気象庁の神奈川県の紫外線情報です。参考までに。
http://www.jma.go.jp/jp/uv/206.html?elementCode=0&colorType=COLOR
紫外線とは?
太陽の光には目に見える「可視光線」と目に見えない「紫外線」「赤外線」があります。紫外線
は英語で 「Ultraviolet」(略して「UV」)と呼ばれ、もっとも波長が短い光線です。紫外線は
さらにその波長の長さによって A波 B波 C波の3つに分類され、地表への届き方などに
違いがあります。
紫外線A波とは そのほとんどが地表まで届き、シワやたるみなど肌の老化の
原因のひとつとなる。
紫外線B波とは 一部が地表まで届き、日焼けの原因となる。オゾン層破壊に
よる照射量増加が問題にになっている。
紫外線C波とは オゾン層などによって吸収され、地表には届かない。
紫外線のダメージが蓄積すると、眼病の原因になる可能性もあるといわれています。
紫外線の多くは角膜で吸収されますが、紫外線の波長によっては目の奥の水晶体や角膜まで
達してしまいます。日焼けやしみ、そばかすとは違い、紫外線が目に及ぼす影響はなかなか
実感できません。しかしダメージが蓄積すると将来的に眼病になったり、目の老化を促進する
原因になる可能性があるといわれています。
眼病の一例
角膜/結膜 紫外線性角膜炎 (大量の紫外線B波を浴びた時に生じる
急性角膜びらん性病変。
いわゆる「ゆきめ」。)
翼状片 (結膜の一部が異常増殖するもの。)
網膜 加齢性黄斑変性症 (加齢による網膜組織の委縮や
血管新生などの組織の変性。)
水晶体 白内障 (水晶体がにごる病気で視力低下の原因の
ひとつ。)
目に届く紫外線のピークは昼間だけとは限りません。季節によっては、朝夕がピークになることも。
一般的には10時~14時に紫外線の照射が強くなり、紫外線対策が大切な時間帯とされる傾向
ですが、最近では季節によって、ピークとなる時間帯が変化することが分かってきました。
春から秋にかけては朝9時ごろと、14時~15時ごろが目にとって紫外線量のピーク。
これは太陽の高度と視線の方向などとの関係から起こるものです。目は肌の場合とは違い、
昼間はもちろんのこと、朝や夕方も紫外線対策が大切です。
晴れた冬の日は要注意!
1年のうちでもっとも紫外線の照射量が多いのは4月から9月ですが、紫外線の照射量は雲の
状況に大きく影響されます。したがって冬でも晴天の日なら、夏の曇天の日よりも、紫外線量
が多いことがあります。
直射光を感じなくても、反射した紫外線に要注意!
地表で反射した紫外線にも注意が必要です。雪面では直射日光の80%もの紫外線が反射
します。またオフィス街などでも、ビルやアスファルトに反射して、あらゆる角度から紫外線は
入ってきます。太陽の出ている時間帯は常に紫外線が届いていることを忘れずに、十分な対策
が必要です。
サングラスの側面のすき間から入る紫外線にも注意が必要!
紫外線は大気中で散乱したり、直射はもちろん反射によってさまざまな角度から目に届きます。
UVカット加工のサングラスは正面からの紫外線には有効なものの、形状によっては側面からの
侵入は防ぎきれません。
サングラスの耳側から入った紫外線は角膜で屈折して目の鼻側に集中します。正面から入る
紫外線よりも大きなダメージを目に蓄積します。これをコロネオ現象と呼びます。
コンタクトレンズもUVカットが施されたものがおすすめです。
効果的な目の紫外線対策を目指すには 「つばの広い帽子」+「UVカットサングラス」+
「UVカットコンタクト」がおすすめです。